ハローワークは看護師の転職探しの選択肢としてはアリ?
看護師という職業は、他の職業に比べて転職先を探しやすいといわれていますよね。
人手不足の職種なので求人情報の数そのものが多いですし、求人情報探しの方法もいろいろな選択肢があります。
例えば、求人サイト、看護師専門の転職サイト、さらにナースセンターなどなど…

ではハローワークで探すのはどうでしょう?
ハローワークは職を失ったらまず訪れる場所とよく言われますが、看護師の転職活動には向いているのでしょうか…
ハローワークで求人を探してみた人に聞くと、まず地元の求人が多いということです。
まあ、住んでいる地域のハローワークを活用するのですから、当たり前といえば当たり前なのかもしれません。
これは、通勤に時間と手間をかけたくない人、家庭との両立を目指す人にとってはとても魅力的なメリットだと思います。
それから採用されやすい点も大きなメリットですね。
転職サイトなどの場合、条件のよい求人にはたちまち多くの応募が集まるのでなかなか採用されるのが難しい面もあります。
しかし、ハローワークではそれほど競争率が高い求人はないですし、職員と相談しながら採用されるのを前提に求人元と交渉をしていける点などもメリットです。
もうひとつ見逃せないのが、失業手当の給付手続など、職探し以外にハローワークで行う必要がある手続と一緒にできる点。
近くにハローワークがあればいいですが、ちょっと家から離れたところにある場合はかなりのメリットです。

ではデメリットにはどのような点がある?
それでは、ハローワークを利用するデメリットはどんな点でしょうか?
まず、使い勝手の点で看護師向けの転職サイトに比べると、やや落ちてしまうのは事実です。
看護師向けの転職サイトの場合は、専門のコンサルタントがついたうえに求人を紹介してくれますし、履歴書の作成や面接対策、さらには本人に代わっての条件交渉なども行ってくれます。
ハローワークの職員もこうしたサービスを行ってくれないこともないのですが、手厚さ、行き届いたサービス内容という点では転職サイトの方がやはり上でしょう。
それと、転職サイトの場合はスマホや自宅のパソコンを使っていろいろなことができるので便利ですが、ハローワークは直接出向いて職探しや職員との話し合いをする必要があります。
あとは、ハローワークは待遇面で一歩劣る部分もデメリットでしょうか。
転職サイトでは非公開求人を紹介してくれることも少なくなく、その場合は待遇のよい求人であることが多いんです。
その点において、ハローワークに比べると恵まれた面があります。

ですから、採用されやすいメリットとよい求人が少ないデメリットの両方を踏まえたうえで利用する必要がありそうです。
他には、転職サイトに比べると情報探しや応募、交渉などにちょっと時間がかかってしまう、混雑した日だとそもそもサービスを利用するまでに時間がかかるといった点もデメリットでしょうか。
ハローワークは窓口によっては平日しか開いてませんから、その点も不便な面といえるでしょう。
