潜在看護師は現場からニーズがある!
一度離職して、ブランクがあってまた再就職したいあなた。
あなたのように、看護師免許を持っているにもかかわらずどこの医療機関でも働いていない「潜在看護師」は、70万人を超えるんですよ。
看護師の人手不足は、潜在看護師が大きな原因だとよく言われます。
就業看護師数は、厚生労働省の資料によると、約115万人。准看護師を含めても約150万人です。
潜在看護師数は70万人ですから、看護師・准看護師免許を保有している方の実に3人に1人が潜在看護師なんですね。
これでは、人手不足になるのも当然でしょう。現役復帰を促すことが人手不足を解消する鍵だ、と言われるのはうなずけます。
看護師は、現在でも女性が92%を占める職業ですから、結婚や出産など家庭の事情で離職してしまうことも多いんですよね。
問題なのは、こうした事情で離職した後に復帰したいと思ってもなかなかきっかけがつかめないことです。
ブランクからの復帰、不安はあるけど…
普通の離職から再就職は、長くても数ヶ月くらいのブランクしか開かないのが一般です。
それ以上開くと、生活ができなくなってしまうことが大半ですからね。
でも家庭に入るために離職した場合には、数年単位のブランクも珍しくありません。
ですから、復帰したくても自分のスキルが通用するのか、職場になじむことができるのか、といろいろと不安がつきまとうものです。
その結果、医療の現場では看護師の不足が深刻化している一方で、復帰したくても復帰できずにいる潜在看護師が多数いる、なんて残念な状態になりかねないわけですね。

こうしたブランク明けの潜在看護師の不安を解消するのは、それほど難しくないんですよ。
それは、いろいろな形でブランクの不安や問題を解消する手段があるからなんですね。
再就職前にこれをやっておこう!
研修を利用する
自分の技術面に不安があったり、ブランクがあって今の医療環境に適応できるか不安があると、なかなか転職活動も積極的にはなれませんよね。
そこで、ブランク明けの看護師が復職する際には、転職活動よりも先に研修に参加しておくといいでしょう。
各自治体やナースセンターなどで、ブランク明けの看護師を対象とした復職支援研修がいろいろと開催されています。
注射や点滴といった基本的なスキルから学びなおせるものや、現在の看護環境について学ぶことができるものまでいろいろなコースがあります。
技術面に不安がある方、最近の医療環境に適応できるのか不安がある方、それぞれの事情に合わせて選んで受講してみてください。
そうすれば、現場に立ったときの不安を解消したうえで再就職を目指すことができると思います。

ですから、研修でそのような不安を綺麗さっぱり解消してしまいましょう!
面接の注意点
面接の際には、なぜブランクがあったかを聞かれると思います。
その際は、なるほどと思われるような理由をつけて答えてくださいね。
単に働きたくなかっただけ、と思われるような理由では、採用に大きな影響を与えてしまう可能性も…。
「また働きたくなくなって、すぐに辞めてしまうかも」なんて思われたら絶対に損ですからね。
ですから予め、もっともな理由を用意しておくことが肝要です。

それが本音であっても、うまく「建前」の理由を考えておいてくださいね。
求人探しのポイント
いざ再就職先を探す!というときには、自分の生活環境にあった職場を見つけられるかどうかが鍵ですよね。
家庭と仕事を両立できる職場かどうかとか、ブランク明けの自分をフォローしてくれるような教育環境が整っているかどうかとか。
こうした点は求人情報だけではなかなかわからない部分もあるので、できるだけ詳細を入手できるような環境を整えましょう。
求人サイトで気になった施設のホームページをチェックするほか、看護師向けの転職サイトも積極的に利用するといいですよ。
担当のコンサルタントがいろいろな裏情報を教えてくれるので便利です。
あなたが知りたいことを、どんどん質問してみてください。
人間関係とか、子育てとの両立を目指す看護師に理解がある職場かどうかとか、そうした細かい点まで突っ込んで情報収集を行っていきましょう!

だから、自信を持って再就職先を探してみてくださいね。応援してま~す!
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