心と看護
放送大学の看護学概説('16)5回目の講義を受講しました。
今回のテーマは、「心と看護」。
患者さんは、例え身体の疾患で入院していたとしても、心のケアを必要としている場合が多いのではないでしょうか。
人間は心を持っており、その心の動きが身体と密接な関係がある以上、心を蔑ろにして看護することはできません。
そもそも「心」とはどういうものなのか、その「心」に対して看護職にある者はどのように関わっていけばいいのか、一緒に学んで行きましょう。

患者の心と看護
最初に、Eさんという方が書いた詩集「白衣の天使と千羽鶴」の中から、詩が紹介されました。
Eさんが不治の病と宣告されたときの心情を綴った詩です。

「心」が表面に現れない場合も多いですが、表面からは読み取れないからこそ、その奥底に隠れている心情を推し量ることが大事なんでしょうね。
心の特徴と関連要因、心の理解、意識の障害
このパートでは、心を4つの観点から捉え、それぞれの説明があります。
特に、「看護にストレスの観点を取り入れると、心身の状況が捉えやすくなる」ということでした。

看護理論における心へのアプローチ
ここでは、患者ではなく「看護者」の心についての説明です。
ナイチンゲールやヘンダーソン、トラベルビーやワトソンらの言葉を引用し、看護者としてどのような心を持つべきかという話があります。

心に焦点をあてた対象把握の要点
このパートでは、心に焦点をあてた対象把握の要点が、7つほど挙げられています。

心の看護への姿勢
最後に、今回の講義のまとめがありました。山崎先生の過去の講義でも出てきた「人間対人間」という言葉が、ここでも登場します。

(放送大学「看護学概説('16)」は、毎週水曜20:45~21:30にラジオ講義が行われています!)