基礎看護学を放送大学で学びたい!
放送大学に入学すれば、看護学の単位を取れますよね。
講義をインターネットで受講できますので、自分の都合に合わせて勉強できるのも魅力的。

1、看護学への期待
この講義で使用するテキストは、「基礎看護学(戸ヶ里泰典/井上智子)」です。
第1回目の講義は、井上智子教授が担当します。

まず最初に、この講義は「看護のサイエンス&アートを知る」「看護師免許の取得を目指す」「放送大学が担う教養教育・生涯教育の役割を果たす」という3つの目的を念頭に授業を進めるという説明がありました。
看護学の講義は、看護師を目指している看護学生のみならず、すでに看護師として働いている方や、さらに看護の知識がない一般の方が教養として看護学を学ぶなど、様々な立場の方が受講しています。
ですから、あまり難しい内容の講義なってしまわないように、でも一定のレベルは保つ必要があるという、なかなか難しいバランスが求められる講義になることでしょうね。
さらにこの基礎看護学は、ラジオ講義「看護学概説」と互いに内容を補い合うものだそうです。

看護に求められるもの
さて、この講義の目的の一つとして掲げられている「サイエンス&アート」について、説明がありました。
世界医師会が発行している「医の倫理マニュアル」に出てくるそうです。

この「医の倫理マニュアル」は日本語版もあり、日本医師会のホームページからダウンロードできるそうです。
でも、講義中に示されたURLにはアクセスできませんでした…日本医師会のこちらのページからなら、ダウンロードできます!
医師のみならず、医療に携わる人なら読んでみて欲しいということなので、時間があればお読み下さいね。
看護をめぐる歴史的変遷
続いて、歴史を紐解きながら、医療や疫病について触れていきます。
そしてもちろん、ナイチンゲールも登場。ナイチンゲールの誕生日である5月12日は、日本では1990年に「看護の日」と制定されています。
また、健康状態の差が地域で広がっているという話もありました。

看護実践の諸側面
このパートでは、医療法の説明から始まり、サービスの一般的特性、医療提供の立場から知っておきたい需要特性や、研究的アプローチについての説明がありました。
今回の講義は、これでおしまい。次回からは、より具体的な内容に入っていくそうです。

(平成29年度(2017年度)における放送大学の基礎看護学('16)は、毎週木曜12:00~12:45にテレビ講義が行われています。)